腎臓内科の最新情報
こんにちは、花田クリニックのスタッフです。今回は、「腎臓内科ってどんなところ?」「最近の治療って進んでるの?」といったご質問にお答えするかたちで、腎臓内科の”今”を分かりやすくご紹介していきたいと思います。
「腎臓」と聞くと、なんとなく大切なのはわかるけど、ちょっと地味で、どんなことをしている科なのかイメージが湧きづらいという方も多いかもしれませんね。
でも実は、腎臓内科ってここ数年でかなり進化していて、診断・治療・生活指導までトータルで見てくれる、とても頼れる診療科なんです。
この記事では、
- 腎臓内科って何を診てくれるの?
- 最近注目されている新しい治療や薬は?
- 腎臓を守るために気をつけたいこと
- 今後の腎臓医療の未来は?
といった内容を、なるべく専門用語を使わずに、分かりやすくお話していきます。
そもそも「腎臓内科」ってどんな診療科?
まずは基本からおさらいしておきましょう。
体の”ろ過機能”を守る専門家
腎臓内科は、名前のとおり”腎臓の働き”に関する病気を診る診療科です。特に、尿検査や血液検査の異常から始まり、慢性腎臓病(CKD)、腎不全、ネフローゼ症候群、電解質異常などを扱います。
病気を”未然に防ぐ”という役割も大きい
腎臓病の特徴は、「かなり悪くなるまで症状が出にくい」という点。そのため、腎臓内科では”病気になる前に見つける”ための検査や、”進行させないための生活指導”にも力を入れています。
つまり腎臓内科は、「今すぐ何か大きな病気がある人」だけでなく、「ちょっと気になる尿や血液の検査値がある人」も気軽に相談していい場所なんです。
腎臓内科の診療内容ってどんなことをしてるの?
具体的にはこんなことをしています。
1. 尿検査・血液検査からの腎機能チェック
腎臓内科では、定期的に尿検査や血液検査を行い、「腎臓の元気度」を測っています。特に重要なのが「クレアチニン」や「eGFR(推算糸球体ろ過量)」という数値。
この数値を見ながら、「腎臓の働きがどれくらい保たれているか」「これから悪化しそうかどうか」を判断します。
2. 食事や生活習慣のアドバイス
「塩分を減らして」「水をたくさん飲んで」と言われたこと、ありませんか?腎臓に負担をかけないためには、日々の食生活がとても重要なんです。
最近は、管理栄養士さんと連携して、“腎臓にやさしいレシピ”や、塩分控えめの食事サポートなども増えてきています。
3. 薬の調整
高血圧、糖尿病、痛風などの持病を持つ方は、その薬が腎臓に負担をかけることもあります。腎臓内科では、腎臓に配慮した薬の選び方や量の調整を行ってくれます。
腎臓内科で注目されている”最新の薬”って?
ここ数年、腎臓病に対する新しい薬がいくつか登場し、医療現場でとても注目されています。
SGLT2阻害薬:糖尿病だけじゃない!
本来は糖尿病の薬として開発された「SGLT2阻害薬(エスジーエルティーツー そがいやく)」ですが、最近では腎臓病にも良い効果があるとわかってきました。
この薬は、尿と一緒に糖を排出することで血糖値を下げると同時に、腎臓のフィルター(糸球体)にかかる圧力を下げ、腎臓の負担を軽減してくれる働きがあります。
糖尿病がない人にも処方されることがあり、「腎臓を守る薬」として新しい選択肢になっています。
新しい高血圧治療薬も続々と
高血圧は、腎臓にとって大敵。最近では、従来の薬に加えて”腎臓にやさしい降圧剤”も登場しています。
これにより、腎機能を落とさずに血圧をコントロールしやすくなってきています。
腎臓病は「生活病」でもある
腎臓病の多くは、生活習慣の積み重ねによって引き起こされます。たとえば、次のようなことが腎臓を傷つけていきます。
- 食塩のとりすぎ
- 高血圧や糖尿病の放置
- 肥満や運動不足
- タバコや過度な飲酒
- サプリや漢方の乱用(意外と多い!)
腎臓内科では、そうした生活習慣も一緒に見直すことで、「腎臓を守る体づくり」を一緒に目指していきます。
腎臓内科が関わる病気一覧(ざっくり)
- 慢性腎臓病(CKD)
- 糖尿病性腎症
- 高血圧性腎症
- ネフローゼ症候群
- IgA腎症
- 急性腎障害(AKI)
- 腎不全
- 電解質異常(ナトリウム・カリウムなど)
名前が難しくてややこしいですが、「なんとなく体調が悪いけど、原因がわからない」「むくみや血圧が気になる」という方も、腎臓内科で原因が見つかることがありますよ。
腎臓内科はこんな人におすすめ!
- 健診で「尿たんぱく」や「クレアチニン」の異常を指摘された
- 血圧が高めと言われている
- 糖尿病があり、腎臓が心配
- 足のむくみがひどい
- 夜間のトイレが増えてきた
- 慢性疲労、だるさがある
「まだ通院するほどじゃないかな」と思っている方も、気軽に一度受診してみると安心につながることが多いですよ。
今後の腎臓内科の未来はどうなる?
医療の世界は日々進歩していますが、腎臓内科も例外ではありません。
再生医療や人工腎臓の研究も進行中!
将来的には「壊れた腎臓を修復する技術」や「体内に埋め込む人工腎臓」の研究も進んでおり、10年後には治療の選択肢が大きく広がっているかもしれません。
デジタルでの見守りやAI診断も
腎臓病患者さんのデータをオンラインで見守ったり、血圧や体重の記録を自動で医師に共有できるアプリなども増えています。
テクノロジーをうまく活用して、「通院の負担を減らしながら病状を安定させる」時代が、少しずつやってきているんです。
まとめ:腎臓内科は”もっと気軽に頼っていい科”です
なんとなく「専門的で敷居が高い」と思われがちな腎臓内科ですが、実際には、
- 健診で気になる数値が出たとき
- 疲れやむくみなど、体の違和感があるとき
- 持病が腎臓に悪影響を与えそうなとき
など、気軽に相談していい場所です。
そして、治療も日々進化しており、「早く気づけば、進行を防げる」ことがとても多いです。
ご相談はいつでもお気軽にどうぞ
腎臓について気になること、健診結果でちょっと不安なことがあれば、ぜひ一度当クリニックまでご相談ください。
花田クリニックでは、腎臓内科の専門医が、あなたの体に合わせた診療を丁寧に行います。不安を解消し、元気な日常を送るためのお手伝いをさせていただきます。